ユベントスのレジェンド MFネドベド

シュート体勢

パベル・ネドベドはチェコ出身のサッカー選手で、主にイタリアセリエAのラツィオやユベントスで活躍したチェコ代表の名選手です。
ブロンドの髪が印象的な選手ですが、そのプレースタイルはダイナミックの一言。圧倒的なスタミナで上下動を繰り返し、チームの心臓として長きに渡り活躍しました。ユベントスではジダンの後継者という重い役割が期待されましたが、ジダンとは全く違うスタイルでインパクトを残し、批判を賞賛へと変えていきます。

ネドベドが世界のサッカーファンへ最もインパクトを与えたのが2002・2003シーズンのリーグ戦とチャンピオンズリーグで、その活躍ぶりから欧州サッカー選手最高の名誉であるバロンドールの最有力候補となり、見事受賞しました。
チャンピオンズリーグ決勝は累積警告のため欠場となり、準決勝でそれを悟ってピッチに崩れたシーンもまた、悲劇性のある主人公的場面として一層彼のキャリアを輝かせています。

サッカーボール

その後、ユベントスが2部へ降格した時も恩返しのため残留し、そのまま30代中盤までプレーした後、ユベントスで引退。
フロント側としてチームを支える立場となり、現在ではクラブの副会長を務めています。

現役時も引退後もクラブに全てを捧げる姿勢は、チェコのサッカー史上最高のレジェンド選手といえるでしょう。

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